抜け毛の毛根を調べる意味
家族に薄毛の人がいる場合、どうしても自分の頭髪が気になるものです。一度気になってしまうと毎日の抜け毛も気になってきます。しかし、ヘアサイクルでも説明したとおり、抜け毛は健康で正常な髪の毛でも起こるものですので、気にしすぎることでストレスになり抜け毛が増えるという悪循環になりかねません。
抜け毛が多くなってきたと感じた時は、それが自然な脱毛なのか、異常脱毛なのかを調べた方が良いでしょう。
自然脱毛の場合は毛の根元部分がマッチ棒のように膨らんでいます。毛の太さも毛先までほぼ均一なのが特徴です。
異常脱毛の場合は、毛根の膨らみがなく先細りになっていたり、先端部がしっぽのような形になっていたりします。また、毛根に白い塊が付着している場合もあるでしょう。
全ての毛が自然脱毛と言う方は逆に珍しいのですが、抜け毛の3割以上が異常脱毛の毛という事であれば、薄毛が進行している可能性がありますので注意が必要です。
異常脱毛した毛の状態
毛根に膨らみがない抜け毛
自然脱毛の抜け毛は毛根が丸みを帯びているのが特徴です。丸みがない毛は過度のストレスや毛乳頭への栄養不足が原因で抜け落ちた可能性があります。育毛には食生活や生活環境が大きく影響しますので、なるべく良い環境で髪を育てたいものです。
毛根に白い塊が付いている抜け毛
毛根に白い塊が付いている毛でも、毛髪を固定する毛根鞘という組織が付着している場合には特に問題はありません。問題があるのは、過剰な皮脂分泌により、頭皮が炎症を起こし毛髪の固着力が落ちた結果抜け落ちている毛の時です。この場合も脂状の白い塊が毛根につきます。
毛根が尻尾状になっている抜け毛
毛根が尻尾状になった抜け毛というのは、粃糠性(ひこうせい)脱毛症の方によく見られます。これは、男性ホルモンの過剰分泌や、間違った洗髪方法などにより、内根鞘皮や外根鞘皮に異常が生じ、毛髪の固着力が失われて抜け落ちた状態です。
毛根がギザギザになっている抜け毛
毛髪の太さが均一ではなく、太くなったり細くなったりしている状態や、毛根部分がギザギザになっている場合は、過度なダイエットなどによるストレスが原因の脱毛の可能性があります。また、中年女性にみられるびまん性脱毛症の場合にも同じような抜け毛見られます。
毛が細く毛根も細くなっている抜け毛
細い抜け毛の場合、成長期でしっかり育つ前に抜けてしまった可能性がありますが、それとは別に遺伝的なものや、皮脂による毛穴の詰まりが原因で全体的に細いまま一生を終えてしまったという事も考えられます。

